受け口の治し方|矯正歯科でできる治療法 kiki DENTAL(キキデンタル)|審美歯科コラム

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受け口の治し方|矯正歯科でできる治療法

受け口とは、いわゆる「顎がしゃくれている」状態を指します。専門的には下顎前突と呼ばれることもあり、受け口をコンプレックスと捉えている人も少なくありません。受け口は見た目が悪いことに加え、嚙みあわせが悪いというデメリットがあります。ここでは、受け口になってしまう原因やそれを治すための方法について解説します。

受け口の治し方:原因とデメリットについて

受け口が上顎に比べて下顎が前方に出ている状態です。これは多くの場合で、下顎が発育しすぎていたり、骨格上で上顎よりも下顎の位置が前に存在しているために起こります。中には下顎の前歯だけが極端に前方に出ているケースもありますが、骨格の問題であることが多いようです。 受け口になると、見た目が悪くなるというデメリット以外にも、噛み合わせが悪くなるという難点も生じてくるようです。本来、歯というのは上顎の歯列の方が前方にあって正常に噛み合っているのですが、それが逆になると咀嚼運動に弊害が現れることがあります例えば食物をきちんと噛み砕けないこともあって、消化不良を起こすようになるかもしれません。 あるいは、顎の位置がずれているので、その分、顎関節への負担が大きくなり、顎関節症を引き起こすこともあるようです。その他、構音機能にも支障をきたすことがあり、日常会話でも上手く発音できない言葉が出てくることもあるようです。そう考えると、単に見た目だけの問題ではなくなるため、できるだけ治療を受けて改善したいと思いますよね。実は受け口の治療というのは、矯正歯科で受けることができるのです。

受け口を治すメリット

受け口の治療をすることで、健康な口内環境の維持や胃腸の健康など、さまざまなメリットがあります。どういったメリットがあるのか見ていきましょう。

その1:虫歯や歯周病になりにくい

受け口で歯並びに問題があると、口が閉じにくく口の中が乾燥しやすくなります。口内が乾燥すると、唾液での保護が十分に働きません。そのため、保護が十分にできず口内にいる細菌や虫歯菌などの働きが活発になります。そうなると虫歯、口内炎、口臭などの口内環境悪化に繋がるので、受け口を治すことはこうした口内トラブルの予防になります。

その2:十分に咀嚼することができる

受け口が解消されて、噛み合わせが正しく戻ると、咀嚼運動を十分に行うことができるようになります。十分に咀嚼ができると、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎ防止にもなりますし、食べ物がしっかり擦りつぶされて消化しやすくなります。そのため、胃腸の負担も軽減ができます。受け口解消は、口内環境だけでなく、体全体の健康にもメリットがあります。

その3:歯の治療がしやすい

受け口の状態だと、歯にかかる力は正しく分散されません。詰め物やインプラントなどに負荷がかかり取れることや、余分な圧力により劣化するなど、治療の効果が十分に得られないことがあります。そのため、受け口を解消することで、噛み合わせが解消されて虫歯や歯周病の治療が行いやすくなります。

その4:顎関節症のリスク軽減

受け口を解消することも、顎関節症のリスク軽減に効果的です。食いしばり癖や受け口など、噛み合わせが良くないと、歯だけでなく顎にも負担がかかります。その結果、「顎が痛い」「顎を開閉しにくく音が鳴る」などの顎関節症が起きやすい傾向にあります。

受け口の治し方:ワイヤー矯正かチンキャップ法

受け口の症状は、子供の時の方が改善しやすい傾向があります。最も端的なのがチンキャップと呼ばれる矯正装置です。このチンキャップは、主に下顎の発育を抑える作用があり、同時に、上顎の発育を促進してくれるため、受け口を大きく改善することが可能となっています。 ただ、こうした治療が適用されるのは、あくまで顎骨等が発育途中にある方に限ります。すでに発育が終わった成人に対しては、一般的なワイヤー矯正がメインに行われるようです。ケースによってはマウスピース矯正を行ったりする矯正歯科もあります。もしくは、顎の骨を切断して短くするという外科的処置を施すことがありますが、これは矯正歯科よりも口腔外科で行われる受け口の治療といえます。ともあれ、受け口に対しても矯正歯科ではさまざまな治療法があると考えられます。

自分で受け口を治す方法はあるの?

受け口や歯列矯正には、2年から3年など長い期間や費用がかかります。自分でできる範囲の改善策やトレーニング方法を試すことで、施術の規模を小さくしたり、もともと大きなズレでなければ解消できたりする可能性があります。これから紹介する方法を取り入れてみましょう。

対策1:食べ物を片方だけで噛まない

片側だけで咀嚼していると使う方の筋肉が活発化し、使わない方は衰えてしまいます。顔の筋肉バランスが悪くなるので、顔全体にゆがみが発生します。噛むときは両側を均等に使って調整しましょう。

対策2:オープン&クローズ法トレーニング

受け口の人は、普段の舌の位置が下に降りていることが多い傾向にあります。舌で下顎の前歯部分を押してしまうことで、受け口が悪化しやすくなります。舌先が上顎の前歯の付け根より少し奥の部分に舌先を当てて、口を開閉するトレーニングを行うようにしましょう。

対策3:タンドラッグ法トレーニング

オープン&クローズ法と同様に、舌を上顎の前歯付け根より少し奥の位置につけ、舌全体を上顎に密着させます。密着させたまま、喉側に舌を引いていくように動かしましょう。舌のポジションを修正することができます。 ただし、これらの方法は悪化を防ぐ予防や、小さな範囲の修正を繰り返し時間をかけて行う方法になります。早急に改善したい場合や歯並びなどのずれが大きい場合には歯列矯正を受ける方が良いでしょう。

受け口の治し方:治療にかかる期間の目安

受け口を一般的な歯列矯正で治療した場合は、2~3年ほど治療期間が必要となります。矯正装置を装着して、歯を動かしていきますので、やはり数年単位の長い時間が必要になるようです。また、動かした歯の後戻りを防止するための保定期間を含めると、さらに長い時間がかかることになります。ただ、受け口のような症状は、年齢が若い方が矯正治療の効果が高く、自ずと治療期間も短くなる傾向があります。ですから、受け口を治すのであれば、できるだけ早い段階で矯正歯科に診てもらうことが望ましいようです。 もちろん、成人してからでも受け口の症状を改善されることは可能です。成人には成人に合った受け口の矯正法がありますので、その点は矯正医に相談してみてはいかがでしょうか。症例によってはかなり短い期間でも有効な治療を受けられることがあります。

年齢別の代表的な治療法

受け口の治療は年齢ごとに最適な治療方法が異なります。成長に合わせて、適切な歯列矯正を行うようにしましょう。

乳歯(4~7歳)

4~7歳までの受け口は、舌の使い方や、ポジションが原因のことが多い傾向にあります。そのため、マウスピース矯正を行い、舌の位置を矯正して受け口を治す方法を取ります。

前歯の永久歯が生えてきている(7歳~9歳)

多くの場合は、上顎の成長が足りないことによって受け口になっています。そのため上顎拡大装置を使って、上あごを広げて成長させます。上顎が成長して下顎とサイズが合うまで広げます。

すべての永久歯が生えそろっている(14歳~)

すべての永久歯が生えそろっている場合は、大人の歯列矯正施術と同様にブラケット矯正で治療を行います。矯正の期間は2~3年程度かかり、治療費用も大人と変わりません。

  • 監修医吉野 真弘
  • 医院名:COJI DENTAL OFFICE
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町1-1-10
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