歯にもつけ爪?美しく見えるラミネートべニア|美容診療コラム

EDITOR COLUMN編集部コラム

歯にもつけ爪?美しく見えるラミネートべニア

すきっ歯をどうにかしたい、前歯が欠けてしまった、神経を抜いたので黒ずんでしまった…。こんな場合は、見た目だけでもよくしたいもの。

一部の歯だけを、なるべく費用をかけずに、短い期間で美しくしたい場合、ラミネートベニアという方法があるのでお伝えします。

ラミネートべニアってなんだろう?

ラミネートベニアとは、つけ爪のように薄く作った人工歯を歯の表面に貼りつけ、見た目を改善する方法を指す言葉です。そう、あくまでも、よくなるのは見た目だけなのです。決して歯を治療するわけではないのでご注意を!

この板状の人工歯は、セラミックという素材でできています。セラミックは、焼き物すなわち瀬戸物(陶磁器)などに使われる原料です。いわゆる一般的な瀬戸物は、粘土や砕いた岩石などを使って作られていますが、加えて現代では、科学的に作り出された石に近い人工の素材で、器やお茶わんなどの瀬戸物を作っています。このような人工の素材によるセラミックを使って、人工歯を作ります。

人はそれぞれ歯の色が異なっています。色見本を見ながら医師と歯の色を確認し、もっとも自分の歯に近い色を選び制作します。こうして、隣にある自分の歯とセラミックによる人工歯の色を、違和感のないものにしていくのです。

この人工歯を、セメント等による歯科用の接着剤で貼りつけるのですが、その際歯の表面(エナメル質)を0.5ミリほど削ります。痛みを感じることはあまりないので、麻酔を使わないことが多いでしょう。

また、歯医者さんによってはまったく削らずに接着する場合もあります。逆に、歯の症状によっては深く削り、象牙質まで達することもあります。その際は削る時に痛みを伴う場合がありますので、事前にしっかり問い合わせてくださいね。

言葉の意味をたどってみると…

ベニアとはべニア板などとも言われ、家具などの表面に張る薄い板を呼ぶ言葉です。そして、薄いビニールの膜で紙を保護することをラミネート加工と言います。こうして生まれた言葉が、ラミネートべニアです。歯を、薄いセラミックの板で覆うといった言葉です。

セラミックと樹脂との混合もあります

なお、セラミックと樹脂を混ぜて作ったハイブリッド・ラミネートべニアもあります。すべてセラミックで作られたものより安価で、強度のある場合があります。しかし、長く使うと変色する恐れもあるので、医師としっかり相談してくださいね。

ラミネートべニアって、いくらかかるの?

歯医者さんによってまちまちですが、一般的には1歯で6万円から12万円と言われています。これには保険が適用されません。いわゆる全額自己負担の自由診療となります。

本来すきっ歯などを治す際には、矯正装置を使って歯を移動させていく矯正治療が必要です。これには一般的に5万円~/1歯 (診査・診断料やワイヤ調整料、特別な装置の費用等は除く)ほどかかることが見込まれます。

治療期間はどのくらいなのでしょう?

これも歯医者さんによって異なりますが、1回目の通院の後ラミネートべニアを制作するのに1週間前後かかります。そして2回目の通院で接着し完了します。ケースによってはその後も確認などで通院の必要があることもあります。

ただし、矯正治療の場合は数か月ないし1年以上かかる場合もあるので、相当の期間短縮が期待できます。

長もちするの?寿命・耐久年数について

10年から20年と言われています。接着剤の劣化によりはがれてしまう、ラミネートべニアの一部が欠けてしまうなどが原因です。

また、元の歯が虫歯などにより状態が悪くなり、ラミネードべニアをはがす場合もあります。

保証期間はどのくらいあるの?

はがれてしまった、欠けてしまったなどのアクシデントを無償で対処してくれる、保証期間。設けている場合は、短いところで1年、長い場合は10年というところもありますが、3年から5年と定めている歯医者さんが多いようです。

長い期間破損しないで済んだ人もいれば、すぐに割れて困ってしまったなどケースはさまざま。保証期間を設けていない歯医者さんもありますので、できる限り事前確認をしましょう。

メリットとデメリット

メリット

・ほかの治療に比べ安価であり治療期間も短い

・歯をあまり削らないので天然の歯を維持できる

・ハイブリッドでないセラミックのみで作られたものであれば、変色・着色はあまりない

デメリット

・若干ではあるが歯を削る(矯正治療であれば歯を削らない場合が多い)

・多く力のかかる奥歯などには適さず、前歯などにのみ適用される

・歯ぎしりや食いしばりなどで、欠けてしまうことがある

貼りつける際に、神経に達するほど深くは削りませんが、削った部分は2度と元通りにはなりません。また、寿命や耐久年数を過ぎ、ラミネートべニアを貼りなおす際に再び歯を削る場合もあるのでご注意ください。

矯正治療が必要な場合もあります

これまで恥ずかしい思いをしてきた、出っ歯やすきっ歯、色の黒ずみなど。そんな悩みに光を当ててくれるラミネートベニアですが、出っ歯などの場合は実際の前歯がかみ合っていないままになっています。

すると、徐々に歯全体のかみ合わせが悪くなっていく恐れもあるのです。それはあごから首・肩・体全体のバランスの乱れにつながり、肩こり・頭痛・腰痛を引き起こす場合があります。さらには神経を圧迫し、目まいやイライラ、うつなどの原因ともなるケースがあります。

これらを防ぐには、歯を正しい位置に移動させる矯正治療が必要な場合があります。早いうちに治療した方がいいこともあるので、自分の場合はラミネートベニアでいいか、矯正治療がいいか、気軽に歯医者さんへ相談してみましょう。歯医者さんによっては、無料相談を受け付けているところも多くあります。

 

類似した治療法もあります

ダイレクトボンディング

すきっ歯などの場合、レジンと呼ばれる医療用のプラスチック製樹脂をすき間に盛りつけ埋めていく、ダイレクトボンディングと呼ばれる治療法があります。歯を削る必要がないため、自分自身の天然の歯をキープできます。転倒などで歯が欠けてしまった場合などにも、適用できる場合があります。

レジンは奥歯の詰め物にも使われている素材です。セラミックと違い吸水性があるので、次第に着色・変色していく可能性があります。また、奥歯同様かみ合わせにより、接着がはがれてしまう可能性があります。

ホワイトニング

神経を抜いたなどで歯の黒ずみが気になる場合には、ホワイトニングによって歯を白くできる場合があります。歯を漂泊する薬剤を塗りこみ白くしていきます。歯医者さんや自宅などでおこなえます。歯医者さんでおこなう場合は、ライトを当て漂白をさらに促進していきます。

まとめ

リーズナブル、そして短い期間で美しい歯を取り戻せるラミネートべニア。しかし、はがれてしまったら、欠けてしまったら、また歯を削り新しいべニアを貼りつけなくてはなりません。虫歯などで痛みが発生した場合には、結局はがしてインプラントなどの義歯にする場合も。

長い将来を見据えて、生涯にわたり天然のままで使える歯をたもち続けていきたいですね。

  • 監修医吉野 真弘
  • COJI DENTAL OFFICE
  • 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-1-10
COJI DENTAL OFFICE
詳細はこちら

オンラインで簡単に予約ができます

kiki DENTAL(キキデンタル)では、掲載している歯科医院/歯医者へのオンライン受付を手軽におこなうことができます。
扱う科目はインプラント/ホワイトニング/矯正歯科/補綴|セラミック義歯と多岐にわたります。
あらゆる可能性から、あなたにあった治療を選べる歯科医院/歯医者への受付が可能です。

RELATIONAL COLUMN関連コラム

PICKUPピックアップ歯科医院

PICK UPピックアップコラムおすすめコラムをピックアップ

RANKINGコラムランキング