出っ歯を治すには?原因と最適な矯正法について kiki DENTAL|美容診療コラム

EDITOR COLUMN編集部コラム

出っ歯を治すには?原因と最適な矯正法について

矯正歯科には、出っ歯であることをコンプレックスに感じている患者さんが沢山来院されます。出っ歯の原因はさまざまありますが、主に2つあるといわれており、歯自体が斜めに生えてしまっているか、上あごの骨が前方に突出しているが故に起こるといわれています。ここでは、そんな出っ歯を治すためにはどのような矯正治療が最適なのかを解説します。

出っ歯を治すには:原因と出っ歯のままでいるデメリット

出っ歯の原因は、大きく2つに分けることができます。それは歯性と骨格性の2種類です。歯性の出っ歯というのは、歯自体が斜めに生えているケースなどです。一方、骨格性は、上顎の骨が前方に突出しているために、出っ歯となっているケースです。この2つが出っ歯の根本的な原因といえるようです。その他、舌を突き出したり、指しゃぶりをすることで出っ歯を誘発することがあります。これらは日頃の習慣に由来しているものなので、原因を取り除くことはそれほど難しくはありません。

一度出っ歯になってしまうと、いろいろなデメリットが生じます。見た目が悪くなることはもちろん、歯が磨きにくくなるため、虫歯にかかりやすくなるということもあります。また、前歯が前方に突き出していると、常に口が開いた状態になることがあるため口腔内の乾燥を招くこともあるようです。口の中が乾燥すると細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなりますので注意が必要です。

出っ歯を悪化させないために自分でできること

せっかく歯列矯正を行っても、悪い癖や悪い習慣が原因で元に戻ってしまう可能性もあります。出っ歯を悪化させないように、悪い癖や悪い習慣を取り除くようにしましょう。

口と舌のトレーニング

出っ歯になってしまう大きな原因は「口呼吸」と「舌癖(ぜつへき)」です。これらの習慣や癖を改善して、出っ歯を悪化させないようにしましょう。

口と舌のトレーニング1:あいうべ体操

【あ】口を大きく開いて「あー」の形(普段よりも大きめに開く)
【い】口を横に大きく広げて「いー」の形(首に筋が出るように意識)
【う】口を尖らせて「うー」の形(唇を前に出すようなイメージ)
【べ】舌を突き出し下に引っ張って「ベー」の形(下顎の先に届くようなイメージ)
声は、出しても出さなくてもどちらでも大丈夫です。この体操を、1日30セットを目安に行って下さい。

口と舌のトレーニング2:ホッピング体操

1.口を大きく開け、上顎全体に舌をくっつけ5秒間キープします。
2.勢い良く舌を下ろします。この時、「ポン」と音がするように行って下さい。
この体操を1日、10~15回を目安に行って下さい。

指しゃぶり

幼少期の指しゃぶりは、問題ありませんが、4歳以降の子どもであれば指しゃぶりの癖を少しずつ止めさせた方が良いです。4歳を過ぎると、徐々に上の前歯が外側に押し出され、出っ歯になってしまうリスクが高まります。しかし、急に指しゃぶりをやめさせると、子どものストレスになる可能性もあるので、大人がカバーし徐々に指しゃぶりをやめさせるようにしてあげて下さい。

下唇を噛む

下唇を噛むという癖は、下の前歯を内側へ、上の前歯を外側へ倒してしまう悪い癖です。上下の歯の間隔が均等ではなくなるので、出っ歯だけでなく歯並びまで悪くなる原因になります。下唇を噛む癖がある場合は、できるだけ早く改善するようにして下さい。

出っ歯を治すには:治療法の種類

最も一般的なのがワイヤー矯正です。金属製のワイヤーとブラケットと呼ばれるパーツを組み合わせて歯並びを改善します。時間も費用もそれなりにかかる矯正法ですが、出っ歯を改善することができる優れた歯列矯正です。しかし、多くの場合で数本の歯を抜歯することとなります。出っ歯を始めとした歯列不正は、歯が綺麗に並ぶためのスペースが不足しています。そのスペースを抜歯によって確保するようです。

次に、マウスピース矯正という方法でも出っ歯を治すことが可能です。マウスピースを装着することで、少しずつ理想の歯列へと近づけていきます。目立ちにくく取り外すこともできるため、矯正中のストレスが軽減できる方法といえるかと思います。しかし、矯正力が高いのはどちらかといわれたらワイヤー矯正でしょう。また、マウスピース矯正の場合は、極端な出っ歯などには適用できないことがありますので注意が必要となります。

その他、「ヘッドギア」と呼ばれる装置を使った出っ歯の矯正法も存在しています。これは主に成長期の子供に適用される矯正法で、上顎の成長を抑制することで出っ歯を改善します。成人になってしまうと発育が止まっているため、ヘッドギアを用いることは残念ながら難しいようです。

出っ歯を治すには:あごの骨が原因の出っ歯の対処法

歯並びではなく、あごの骨が原因で出っ歯になっている場合には、どのような対処法があるのか確認してみましょう。

あごを広げる

成長期の歯列矯正治療であれば出っ歯と一緒に、あごを広げたり成長させたりすることが可能です。成長期の前後にマウスピースを用いてあごを広げる処置を行なうことができれば、出っ歯の治療の際に抜歯を行わなくてもよくなる可能性が高まります。

外科手術

上あごが大きいことが原因で出っ歯になっている場合や、下あごが極端に小さい場合、また先天的なあごのズレが原因となっている場合は、保険適用で外科手術を受け出っ歯を治療することが可能です。この外科手術は、顎の位置を正しい位置に治すための手術になります。

出っ歯を治すには:症状が軽い場合は「部分矯正」でもOK

歯列矯正と聞くと、最低でも数年間はかかる大掛かりな治療を思い浮かべるかもしれません。ただ実際は、症例によって治療期間も大きく変わってきます。もし、出っ歯の症状が軽い場合は、部分矯正を受けることによって治療期間も治療費も大幅に減らすことができるようです。通常の歯列矯正は、2年前後かかるのが普通ですが、部分矯正であれば半年で効果が現れてきます。治療費も歯列全体を矯正した場合の3分の1程度まで抑えることができるようです。

もちろん、全ての患者さんに部分矯正が適用できるというわけでもないようです。歯列全体の問題が出っ歯だけの場合は、比較的部分矯正が適用しやすいかと思います。あるいは、出っ歯だけでも改善したいという患者さんには、部分矯正がおすすめといえるでしょう。

出っ歯を治すには:セラミックだけでも出っ歯を治す方法がある

出っ歯の治療は、歯列矯正のみではありません。セラミックを使って出っ歯を治療する方法もあります。では、どのような方法なのか紹介していきます。

前歯を差し歯とするセラミック治療(出っ歯の程度が軽い場合)

出っ歯の程度が軽い場合、前歯の神経を残して、セラミックの被せ物をつけて出っ歯治療が行えます。普通の差し歯と同様に行えるので、治療完了までの時間が比較的短くすみ、治療費用も歯列矯正に比べると安価になっています。

歯を削りセラミックの被せ物を行なう治療(出っ歯の程度が酷い場合)

出っ歯の程度が酷い場合は、歯の方向を変えなくてはならないので、前歯の神経を抜いてセラミック治療を行います。費用は、1本約9~12万円程度となっています。

30代以降の歯茎が固くなっている人や短期間で出っ歯を治したいという人が行うセラミック治療

30代以降の方は、成長が止まり、骨が硬くなっています。その為、歯が動きにくくなっているので、全体的に歯列矯正を行うと、歯茎やあごの骨が下がってしまう可能性があり、歯周病へのリスクも高くなるのです。その場合、部分的な歯列矯正とセラミックの被せ物で出っ歯を治療した方が、他の歯や歯茎への負担も少なく、治療期間も短縮できるケースがあります。

  • 監修医武本 雅彦
  • 医院名:武本歯科クリニック
  • 住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町1-28-3
武本歯科クリニックの詳細はこちら

RELATIONAL COLUMN関連コラム

COLUMN RANKING編集部コラムランキング

PICKUPピックアップ歯科医院

PICK UPピックアップコラムおすすめコラムをピックアップ

RANKINGコラムランキング

PAGE
TOP