八重歯は矯正した方がいい?八重歯のデメリット kiki DENTAL|美容診療コラム

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八重歯は矯正した方がいい?八重歯のデメリット

八重歯というと、人によってはチャームポイントになることもあります。付け八重歯というものがあるくらいですから、非常に特殊な歯列不正といえます。しかし、八重歯が可愛いと思われるのは日本くらいで、見た目に影響するだけでなく虫歯になりやすいというデメリットもあるようです。

見た目だけではない!?八重歯のデメリットと原因について

八重歯は犬歯と呼ばれる歯が外側に飛び出した状態で、口を開いた時に目立つことから、気にされている方も少なくありません。八重歯になってしまう原因としては、顎の骨が小さいことが挙げられます。顎の骨が小さいと、全ての歯を綺麗に並べることができず歯列が乱れ、そのしわ寄せによって八重歯という歯列不正につながっていくようです。 そんな八重歯には、いくつかのデメリットがあります。まず第一に、見た目の問題です。八重歯があると歯列全体のバランスが崩れるため、口元の審美性が低下することがあります。また、虫歯にかかりやすくなるというデメリットもあります。特に八重歯の裏側や隣接面というのは歯磨きがしにくたいめ、ブラッシングしにくく磨き残しが多くなりがちです。そういったことから八重歯は虫歯になりやすい傾向が強いようです。 片側または両側から、犬歯が外側に向かって飛び出していると、笑うたびに唇にあたって痛い思いをします。また、ご飯を食べる時も口を動かしたときに犬歯の先が口の内側に擦れて痛むので、食事を楽しむことができないといった事に繋がってしまう恐れもあるのです。犬歯があたる場所は同じなので、常に同じ個所に犬歯の先があたると、口内炎を発生させてしまう場合があります。 八重歯の状態によっては、口が思うように閉じなくなってしまうこともあるようです。口がしっかり閉じられないと、無意識に口呼吸をしてしまう原因にもなります。口呼吸は、唾液の分泌や口の衛生状態に大きな影響を及ぼしますので、歯周病や虫歯、アレルギー症状、のどの炎症などを引き起こすリスクが高まります。そして、口が思うように閉じないと、口の中が乾燥してしまい、ドライマウスを引き起こす原因にもなりかねません。八重歯をそのままにすることで、日常生活に支障をきたしたり、他の症状を発生させたりするなどの原因に繋がります。ですから、なるべく早めに歯列矯正を行う必要があります。 治療をせず、そのまま放置しておくと、他の歯に大きな負担がかかってしまうのです。犬歯は歯の中で一番丈夫な構造をしていて、歯ぎしりにも負けない力を持っているのです。その為、下顎を左右に動かしたときに犬歯以外の歯が接触しないようにする犬歯誘導と言う重要な役割があります。ですから犬歯がないと、横揺れに弱い他の歯にダメージを与えてしまうのです。 犬歯以外の歯にも本来の役割があるので、犬歯がないことでさらに負担がかかってしまいます。その結果、犬歯がしっかり生えている人と比べても、歯の消耗スピードが速くなります。

矯正歯科で八重歯を治す方法

八重歯を矯正歯科で治すにはいくつか方法がありますが、最もポピュラーなのはワイヤーとブラケットを用いた矯正法です。八重歯の治療といえども、結局は歯列全体の矯正を行うこととなりますので、ワイヤー矯正が適しているのといえるでしょう。

外側に飛び出した八重歯は、なんとなくその歯だけを治療すれば良いように思えますが、実際はそう単純ではありません。八重歯の根本的な原因は、顎骨の大きさや歯列全体の不調和ですので、全体に歯列矯正を加えなければ、改善することが難しいようなのです。時には、八重歯が正常な位置に移動するためのスペース作りに、抜歯を行うこともあります。これも通常の歯列矯正と同じです。

しかし、例外として八重歯になっている歯だけに歯列不正の原因がある場合は、歯列全体を矯正する必要はありません。八重歯の傾きやズレだけを矯正するような処置を施しますので、治療方法も簡便となり、治療期間も短くなるようです。ですので、八重歯の矯正治療は、その原因に応じて方法がかなり変わってくるといえるようです。

治療方法によって違う治療相場

① ブラケット治療

中学生以降に使われる治療法で、歯並びを整える際に行われる治療方法です。歯列矯正の中では最もポピュラーな治療方法だといえます。八重歯は、かみ合わせに重要なので、基本的に抜くことはありません。ブラケットという歯の表面に接着する金属性の器具で、歯に力を加えながら少しずつ八重歯を正しい位置に動かして歯列矯正を行っていきます。

・費用相場:60~80万円程度。さらに検査費用3万円程度と処置費用4000円から5000程度が、別途かかります。

・治療期間:一般的に2~3年程かかるといわれていますが、症状によっては治療期間が平均期間よりも縮まったり、長くなったりします。元々の歯並びがいびつになっていて、八重歯を正しい位置に移動するのが困難な場合は、治療期間が3年を超えてしまうのです。逆に、歯並びがそんなに悪くない状態で、八重歯を整える程度であれば、早くて1年で歯列矯正が完了する事もあります。

② 舌側矯正

ブラケット治療とは逆で、金属性のブラケットを歯の内側(舌側)につける方法になります。歯の内側に器具を接着するので歯列矯正が目立たないというメリットがあります。見た目を気にする人は、このタイプの治療を受けて八重歯を整えているようです。八重歯が外向きになって、器具が装着しにくい場合は、八重歯が入るスペースを確保してから歯列矯正を行っていきます。

・費用相場:100~120万円程度。器具を接着する費用は、ブラケット治療よりもやや高めです。さらに、検査費用3万円程度と処置費用5000円から10000円程度が、別途かかります。

・治療期間: 一般的に2~3年程かかるといわれています。歯の裏側に器具を設置するので、歯の裏側の構造が複雑だったり、見えにくかったりと、かなり高度なテクニックが必要とされてくる歯列矯正なのです。八重歯は他の歯とは違って、離れた位置にあるため装着が難しくなります。担当医師が持つ技術が長けていれば、通常の矯正治療と同じ治療期間で歯列矯正を終わらせることもできます。

③ マウスピース矯正

透明に近い色をしたマウスピース型の装置を上・下、またはそのいずれかに装着し、歯並びの矯正を行います。歯全体または一部の歯に力を加えて正しい位置に移動させる治療ですが、八重歯の歯列矯正をする場合は、小さく削って八重歯を整えて行う事が多いです。

・費用相場:70~80万円程度。さらに、検査費用3万円程度と処置費用5000円程度が、別途かかります。
・治療期間:一般的に1~2年ほどかかるといわれていますが、歯を移動させる量が少ないと数か月で八重歯の歯列矯正が完了する事もあります。しかし、時間がかかる複雑な治療が必要となる場合、歯列矯正が2年以上かかってしまう事もあるようです。

病院や担当医師によって、八重歯を歯列矯正にかかる費用や治療期間は異なってきます。その為、きちんと費用や治療期間が知りたいのであれば、治療する病院で相談をしましょう。

八重歯の治療にかかる期間の目安

八重歯の歯列矯正にかかる期間は、治療法に応じて変動します。例えば、八重歯だけでなく歯列全体も含めて矯正する場合であれば、治療期間は2~3年に及びます。歯は骨の中にしっかりと埋まっている組織ですので、歯を動かす行為というのは、非常に時間のかかるものなのです。そのため、矯正装置という特別なものを使って、何年もかけて歯列を整えていきます。

ただ、八重歯の原因によっては、1年もかからずに歯列矯正を終えることができるケースもあるようです。つまり、重要なのは自分自身の八重歯がどういった原因で今のような状態にあるのかを知ることです。歯科医院に足を運んで矯正医に診てもらうと、どのくらいの治療期間がかかるかも教えてくれるかと思います。

八重歯の矯正に抜歯は必要?抜歯をする場合について

八重歯以外の歯の状態によって、八重歯を移動させるスペースがない場合があります。そうなると、八重歯のスペースを確保しなければなりません。スペースを作るには、他の歯を抜歯する必要があるのです。

抜歯をする場合、前歯(中切歯)から奥に向かって4番目にある第一小臼歯、またはその後ろの第二小臼歯のいずれかを抜きます。ここは、本来犬歯が入る場所のすぐ後ろに並んでいる歯にあたる部分です。この小臼歯はほとんど同じ形をしていて、それらが持つ役目は、かなり限定されています。その為、1本抜いたところで何の支障もありません。抜歯をした時に、見栄えやスペースが確保しやすいように第二小臼歯を抜歯するケースがほとんどですが、第一小臼歯が虫歯になっていたら、第一小臼歯を抜きます。

歯列矯正を行うにあたって、八重歯を移動させるスペースが無ければ抜歯をやむを得ず行う必要があります。他にも、抜歯をしなければならないケースがありますので、いくつかご紹介しましょう。

① 抜歯をするケース

・上顎と下顎の骨の前後・左右のバランスが整っていない場合
・(親知らずを含めない)上下の永久歯の本数が不足している場合
・横顔を見た時の上下の唇の位置が、鼻の先と顎を結んだ直線(エステティックライン(E line))ではなく、曲線状に前に出ている場合
・全体的、または部分的に歯並びのズレが大きい場合
・親知らずがある場合

②抜歯のメリット

・口元が引っ込み、鼻が高く見えることから美しい顔立ちになる
・鼻呼吸ができるようになる
・虫歯・歯周病の予防
・歯の寿命が延びる
・顎と歯のバランスが綺麗に整う
・歯列矯正後、歯並びが元に戻りにくくなる
・親知らずを抜く事で、他の歯を押して歯並びを悪くしない

抜歯は、第一小臼歯と第二小臼歯だけではなく、治療後の歯並びが悪くなるのを防ぐ為に、親知らずを抜くケースもあるのです。また、歯列矯正を行うにあたって、抜歯をするにはいろんなメリットがあるので、悪い事ばかりではありません。

  • 監修医吉野 真弘
  • 医院名:COJI DENTAL OFFICE
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町1-1-10
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