子供だけでなく、大人になってからも発生する?前歯の隙間|美容診療コラム

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子供だけでなく、大人になってからも発生する?前歯の隙間

海外では個性の一つとしてもてはやされることもある、前歯の隙間。日本ではやや疎まれる傾向のあるすきっ歯ですが、フランスでは幸運を呼ぶ歯と言われ、オーストラリアでは富の表れ、アメリカではセクシーさを表し、イギリスでは強運を示し個性的なものとされているようです。

逆に中国では、幸運が逃げてしまうものとされるとか。さまざまな面で目立ちやすい前歯の隙間のケアに役立つ情報や、隙間を改善できる治療法、そしてそもそもどうして隙間が生まれてしまうのか、など多角的に探っていきます。

前歯の隙間が黒ずむのはなぜ?

前歯の隙間で悩ましいのは、真ん中の部分が黒ずんでしまうことです。食べ物が挟まり虫歯になりやすいと考えられますが、以前に治療した詰めものが黒ずむこともあります。

詰めものの多くは、歯科用プラスチックであるレジンと呼ばれるものです。プラスチックは吸水性があるために、月日がたつと変色してしまうことがあるのです。元々は白くても、黄ばんだり黒ずんだりするのはそのせいなのです。

虫歯の場合には治療が望ましいですが、レジンの黒ずみが原因の場合は、詰めものを除去し詰め替えができるか、歯医者さんに相談してみましょう。

ホワイトニングをおこなう歯医者さんも多くなりました。ただし、天然の歯には改善の見られるホワイトニングでも、変色したレジンを改善することはできないのでご注意ください。

前歯の隙間が臭うのはなぜ?

前歯の隙間が臭うのは、そこにプラークが付着しているからだと考えられます。このプラーク、よく聞く言葉ですね。歯垢(しこう)とも呼ばれるので、プラークは食べかすのことなのかな?と考えがちなのですが、そうではなく、細菌とその排せつ物のかたまりのことを指します。

口の中にはたくさんの細菌が存在します。ただしそれらの多くはだ液などによって流され、同じ場所にとどまっていることはあまりありません。しかし、飲み食べしたものの糖分に細菌が付着し増殖を始めると、ねばねばしたのり状のプラークとなっていくのです。

このプラークがアミノ酸やたんぱく質を分解する際、臭いガスを発生します。温泉などでも見られる腐った卵のような臭いを発する硫化水素や、キャベツなど野菜の腐ったような臭いのするジメチルサルファイド、おならにも含まれているメタンチオールなどが挙げられます。

これらが口臭となり、悩ましさの種となっていくのです。

前歯の隙間に役立つアイテム

歯と歯の間にひそむプラークは、うがいはもとより歯ブラシでしっかり歯磨きをしても、落としきれないことがあります。そこで、多くの歯医者さんが糸式ようじとも呼ばれるデンタルフロスや、歯間ブラシの使用をおすすめしています。

ただし、プラークが付着しやすいのは歯の隙間だけではありません。歯と歯茎の間や、下の前歯など歯の裏側、噛み合わせの溝の部分にも気をつけなければなりません。

歯医者さんによっては予防歯科を併設し、虫歯や歯周病にならないためのブラッシング指導や専用機器を使ってのクリーニングを展開しています。気軽に相談してみましょう。

前歯に隙間ができる原因を探る!

すきっ歯は正中離開(せいちゅうりかい)、空隙歯列(くうげきしれつ)とも呼ばれます。原因を探ると、生まれつき・先天性・遺伝性のものと、そうでない後天性のものに分けられます。それでは、それらの原因を並べてみましょう。

生まれつき 先天性 遺伝性によるもの

・歯が小さい

・あごが大きい

・舌が大きい

・通常よりも歯が足りないため隙間ができる

・通常よりも歯の本数が多い(埋伏過剰歯)

…これが前歯の間に埋まっていると、歯の生え方に影響を及ぼします。

・上唇小帯異常

…上唇の裏側から歯茎まで伸びているスジを上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼びます。赤ちゃんの頃から成長するにつれこのスジは唇の方へ移動していくのですが、まれに移動しない場合があります。これが前歯中央の根元にあるため、歯の生え方を邪魔します。

後天性によるもの

・おしゃぶりや舌で前歯を押し出すなどの癖

・歯周病により歯が動きやすくなる

…歯の根を覆っている歯槽骨が、歯周病により溶けてしまうと、歯の根元が揺らいでしまい、すきっ歯の原因となる可能性があります。

大人になってもすきっ歯になることが!

すきっ歯は子供の時に発生するもの、と考えていませんか?このすきっ歯、どうやら骨格や歯の成長が落ち着き固定していく大人になっても起こる場合があるのです。

歯は、放っておくと放射線状に前へ移動するという習性があります。歯は通常の状態でも、下の前歯が上の前歯を押し上げているからです。ところが、奥歯の損失や虫歯などで歯の噛み合わせが悪くなり、過剰に前歯を押し出してしまうことがあるのです。

この現象をフレアーアウトと呼びます。フレアー(flare)とはフレアスカートといった使い方をするように、開口部分などが朝顔のように広がっているという意味を差します。

フレアーアウトになる原因としては

・噛み合わせの悪さ

・歯周病により歯の根元が動きやすくなる

・抜いた歯の放置

・奥歯を失う

・歯ぎしり

などが挙げられます。

前歯の隙間を改善するには!

いわゆるすきっ歯を改善するには、見た目の美しさを変えていく場合と、歯並びや噛み合わせなどの健康面を考えて変えていく場合があります。それでは紹介していきましょう。

歯の隙間に歯科用プラスチックであるレジンを盛り付け、隙間を埋めていきます。盛り付ける際には歯科用の接着剤を使います。歯を削る必要がなく、健康な天然の歯をたもつことができます。

ラミネートべニア

つけ爪のように薄い板状の「べニア」を歯の表面に歯科用の接着剤で貼りつけ、見た目の美しさを改善しますが、べニアには厚みがあるため、接着の際には歯の表面を削る必要があります。

生涯にわたり長く使っていく天然の歯へ、ストレスを与える可能性があります。

クラウン(かぶせもの)

陶器にも使われるセラミックなどで作られたクラウンを歯にかぶせることによって、見た目の美しさを改善していきます。

なお、噛む際の強度をたもつためクラウンには厚みがあり、それをかぶせるため歯を大きく削る必要があります。元の歯は、それのみでは咀嚼できないほど細く削り取られます。

矯正器具を使った治療

ワイヤとブラケットを歯の表側ないし裏側に装着することで歯に力をかけ、歯を移動していきます。これにより歯並び自体が改善され、噛み合わせもよくなります。それにより咀嚼しやすくなり、胃腸の消化への負担を軽減できることもあります。

矯正器具は金属製で目立ちやすい印象がありますが、白色や透明の器具もあり、口を開けても目立ちにくい治療が可能になっています。また、症状によっては自分で着脱できるマウスピースでの矯正も受診できます。

まとめ

前歯の隙間、すなわちすきっ歯を美しい、個性の一つだとする文化もあれば、その逆もあります。周囲の目に惑わされず、自分自身の美意識ですきっ歯を見つめてみてはいかがでしょう?

その人の内面が美しければ、それが前歯に現れるかも知れません。ただし、噛み合わせが悪く、胃腸などへの影響が考えられる場合は、歯医者さんに相談してみましょう。

無料で相談を受け付けている歯医者さんも多いので、気軽に問い合わせてみてください。

  • 監修医武本 雅彦
  • 武本歯科クリニック
  • 神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町1-28-3
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