隣の歯に影響があるって本当なの?歯のブリッジについて kiki DENTAL|美容診療コラム

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隣の歯に影響があるって本当なの?歯のブリッジについて

抜けるなどして歯のなくなった部分をどうするか?高齢の方はもとより、若い人にも大きなテーマです。そこで歯医者さんのホームページを見ると、差し歯に似たインプラントの紹介を多く見かけるものの、親や祖父母の世代によく知られた入れ歯や、歯のブリッジをあまり見かけません。

そもそも、ブリッジってなんだろう?メリットがあるなら使ってみたい!そんな方々のために、デメリットも含め広く紹介していきます。

歯に橋をかける「ブリッジ」とは?

なくなってしまった歯の部分に、人工の歯をかける「ブリッジ」。

このブリッジという言葉、なじみのない人も多いことでしょう。ブリッジ(bridge)とは、英語で橋を指す言葉です。この橋を頭に思い描くと、分かりやすくなります。

抜けてしまった箇所の歯と、その両隣の歯、計3本の人工歯を作ります。この3本の人工歯はくっついた状態になっています。これをブリッジと呼びます。

両隣の人工歯は、内側が空洞になっています。そして、両隣の歯を橋の柱として使うため、すっぽりとかぶせます。

こうして、抜けてしまった真ん中の箇所に、人工歯が補われるわけです。

部分入れ歯の場合は、人工歯と二つの輪っかという形状になっています。両隣の健康な歯に輪っかをかけ、真ん中にある人工歯を支えていくのです。人工歯をすっぽりとかぶせるブリッジよりも、力を入れてかみしめることができません。

ブリッジのデメリット

インターネットで「歯 ブリッジ」と検索すると「痛い」という言葉がすぐに現れます。ブリッジはそれほど痛みを生じやすく、デメリットの多きいものなのでしょうか?すると、橋の柱の役目を果たしている両隣の歯へ、通常よりも大きな負担がかかっていることが分かります。

ブリッジをかぶせるため歯を削らなければならない

人工歯をかぶせる際には、両隣の歯のエナメル質を大きく削ることが必要となります。ブリッジには強度をたもつためそれなりの厚みがあります。そのため、かぶせる歯を大きく削らなければならないのです。

削ることによって表面のエナメル質を多く失った歯は、健康な状態をたもてなくなる場合があります。そして痛みを生じる場合もあり、強く感じる際は神経を抜くこともあります。

神経を抜いた歯には栄養を送ることができなくなるので、さらに健康な状態をたもちにくくなります。

歯の神経について詳しく書くと、歯の内部には歯髄と呼ばれるものがあります。その中に神経と動脈・静脈が細かく入り込んでいます。一般的に神経を抜くというのは、この歯髄を抜くことを指しています。したがって、神経と同時に動脈・静脈も抜くので、歯の中で血液が循環しなくなり、歯は枯れた木のような状態になるのです。

2本の歯に3本分の力がかかる

真ん中の歯は橋のように宙に浮いた状態です。したがって、かみしめれば両隣の歯へ力がかかります。2本の歯に3本分の圧力がかかることになるのです。

そのうえ先に述べたように、ブリッジは入れ歯よりも力を入れてかむことができる分だけ、両隣の歯には負担が増していくのです。

虫歯・歯周病になりやすい

両隣の歯へかぶせたブリッジは、その時点では歯茎とすき間のないように作られています。しかし、年月を経ると歯茎に変化があり、すき間の生まれることがあります。そのすき間は歯磨きをしづらいことがあり、虫歯や歯周病へとつながる可能性があります。

なので、すき間ができてしまうと、ブリッジを作り直し再度購入しなければならない場合もあります。それを怠り放っておき虫歯などが悪化すると、抜歯に至ることもあり得ます。

場合によっては歯のかみ合わせが悪化する

ブリッジとその上ないし下の歯がしっかりかみ合っていない場合、両隣の歯を削り、ブリッジの高さを調整することがあります。それでも改善されない場合、さらに深く削り、調整し、さらに深く削り…こうして健康な天然の歯にストレスがかかっていきます。

これらの原因により歯や歯茎が痛くなる

ブリッジの部分でかみしめると痛い、特に歯茎へ痛みを感じるなどの症状が多いのは、今挙げたこれらのことが原因だと考えられます。

また、ブリッジを外してみると、両隣の歯のいずれかが虫歯になっていた…というケースで考えられるのは、神経を抜いた影響で歯が痛みを感じにくくなっており、虫歯の発見が遅れたのではないかということです。

さらには、発見の遅れた虫歯は、症状によっては治療が難しく、両隣の歯を抜かなくてはならなくなります。

もともとは健康だった歯が、抜歯になってしまう。そんなリスクもある治療法が、ブリッジと言えるかも知れません。

どのくらいなの?ブリッジの寿命

ブリッジの寿命を調べてみると、7年から8年とする歯医者さんが多いようです。

例えば先に挙げた虫歯や歯周病になった場合、ブリッジを壊して治療しなくてはなりません。それに至るまでの期間が7~8年であるようです。

また、歯とブリッジの間にある接着剤が弱くなり外れてしまうこともあります。

そしゃくの際、それぞれの歯はそれぞれの方向へ力をかけられていきます。そのような3本の歯をブリッジにより抑え込んでいるため、歯にかかる力の角度の違いから徐々に接着剤からはがれていくのです。

また、こうして外れてしまったブリッジは再度使うことができず、寿命となってしまいます。

なお、歯医者さんによってはブリッジではなく、健康だったはずの両隣の歯さえも8年ほどで使えなくなることがあると主張しています。

それでもあるのか?ブリッジのメリット

デメリットを多く感じるブリッジですが、それではなぜ今もなお使われているのか?一つには、価格がリーズナブルであることが挙げられるようです。

ブリッジの一部は保険が適用される

歯科用プラスチックであるレジン、または銀歯とも呼ばれるような金属で作られたブリッジは、保険診療となりリーズナブルな価格で手に入ります。ただし、レジンは歯の色と若干の違和感があるため、より歯の色に近い白色であるセラミックなどで作られることもあります。

セラミックとは、陶器などを作る際にも使われる人工の石材といったもので、レジンよりも強度があります。ただし、保険が適用されない自由診療となります。

そのほかに、

 

・レジンとセラミックを混ぜ合わせて作られた、ハイブリッドセラミックブリッジ

・表面はセラミック、内側は金属でできた、メタルボンドブリッジ

・表面はレジンとセラミックのハイブリッド、内側は金属でできた、ハイブリッドセラミック前装ブリッジ

・セラミックよりさらに強度のあるジルコニアで作られた、オールジルコニアブリッジ

 

などがあります。いずれも自由診療となります。価格、強度、歯の色との近さなどに違いがあるので、受診する場合は歯医者さんへ詳しく相談してみるといいでしょう。

治療期間が短くすむ

治療にかかる期間は歯医者さんによりさまざまですが、1~2カ月とする歯医者さんもあるようです。

 

インプラントを検討してみると…

抜けてしまった歯に対応できるのは、ブリッジか入れ歯しかないのか?といった人のために、インプラントを紹介します。

インプラントとは、チタンでできたねじ状の人工歯根の上に、セラミックなどで作られた人工歯が組み込まれたもので、いわば従来の差し歯と近い形状をしています。

歯茎へこのインプラントを埋め込むのですが、チタンは体が拒否反応を起こしにくい素材であり、歯の下にある歯槽骨とも結合していきます。これにより、天然の歯とあまり変わらない力で食べ物をそしゃくできるのです。また、違和感も少ないようです。

加えてブリッジのように、隣の歯を傷つけ、抜歯に至るなどということもありません。

インプラント自体も、ブリッジと比べ長い寿命が期待できます。

ただし、インプラントには外科手術が必要となります。したがってブリッジよりも長い治療期間が必要となり、また、自由診療であり治療費は高くなります。

まとめ

メンテナンスやていねいな歯磨きによって、ブリッジも長持ちし、隣の歯も健康な状態をたもてる場合が多くあります。また、人によってはインプラントがしっくり来ず、ブリッジの方がフィットする場合もあります。

いずれにしても歯全体をいつまでも大切にしていくには、価格などに惑わされず、生涯にわたり歯が健康であるにはどうしたらいいかを考えるべきだと思われます。

  • 監修医小久保 和彦
  • 医院名:インプラント・再生医療センター HD.CLINIC 八幡木歯科医院
  • 住所:埼玉県川口市八幡木1-22-8
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