インプラント治療~保険適用の例外ケース~ | kiki DENTAL

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インプラント治療~保険適用の例外ケース~

歯の再生をインプラントで行ないたい、だけど治療費が心配。インプラント治療は1本あたり数十万という費用が発生します。しかし、例外なケースもあって、稀に保険の適用がきいて出費が抑えられることがあります。

インプラント治療で保険は使えるの?

多くの方が義歯治療でインプラントを希望する一方、費用の高さや保険適用の有無が分からずに治療を躊躇っているケースも多いでしょう。そもそも、歯科治療における保険の適用の違いは、いったいどのようなポイントにあるのでしょうか?

保険治療

健康医療保険の加入者であれば、誰でも一定の負担額で治療が受けられる治療方法です。治療費の負担額が少なく全体の3割程度と抑えられています。その一方で、利用できる医療機関や回数、材料には制限があります。
【保険治療の事例】
・銀歯:¥3,000~¥5,000
・硬質レジン前装冠:¥5,000~¥8,000

自由診療

保険治療の適用外の治療です。見た目や機能性の向上、先進医療や最新機器の使用を行なう治療が一般的にこの自由診療に当てはまることが多いでしょう。治療にかかる費用は全額自己負担となります。
【自由診療の事例】
・ハイブリッドセラミック:¥40,000~¥120,000
・インプラント:¥300,000~400,000

上記を比較してみると、治療内容の差はあれど費用面でかなり違いがあります。
特にインプラントの治療は、個人の希望に沿った細かな治療が行なえるという事もあって、素材の選び方でも費用に差が生まれるようです。

保険が適用されるインプラントも実はある!

平成23年度まで「先進医療」の承認を受けて実施していました「インプラント義歯」が、医療の成長に対応するという観点から平成24年度より「保険」を使ってできるようになりました。

上記に記載している通り、平成24年4月から国のガイドラインが変わり、一定条件を満たす場合のみ保険適用を認めています。この条件にはいくつかあるため、次で詳しく説明していきたいと思います。

保険適用になるインプラントの条件

ガイドラインの改正とインプラント治療

ガイドラインの改正により、インプラント治療は名称の変更が行なわれました。
正式名称は「広範囲顎骨支持型装置」となり、この治療を行なうにあたって、以下のような症例が保険適用の条件となります。

従来のブリッジや有床義歯(顎堤形成後の有床義歯を含む)では咀嚼機能の改善が困難な患者に対して実施した場合に算定できる。

要するに審美目的ではなく、病気や先天性の欠陥がある方は、保険の適用でインプラント治療が受けられるということになります。次のような症例が保険の対象の一例です。

対象の一例

1上顎の欠損(1/3以上連続的)、または鼻腔への繋がりが確認された場合。
2下顎の欠損(1/3以上連続的)、顎骨欠損が下顎区域切除以上と確認された場合。
3先天性疾患の影響が確認された場合(口唇口蓋裂等)。
4ブリッジや入れ歯などで咀嚼が困難と確認された場合。

上記を含め、いずれの条件も個人で判断するには難しいので、専門医を訪ねて診断してもらいましょう。インプラント治療の保険適用条件を確認したあとは、クリニックの選び方になります。

何故なら病院の設備や医師の症例経験なども、保険適用の基準に含まれているからです。

インプラントを保険で治療してくれるクリニックはあるの?

保険でインプラント治療が可能な医療機関

保険適用でインプラント治療を行なうには、以下の条件を満たした医療機関を探す必要があります。

(1)入院用のベッドが20床以上ある病院内の歯科
(2)下記のどちらかに該当する歯科医師が、常勤で2名以上配置されている
(a)その病院の歯科で5年以上の治療経験を有する
(b)インプラント義歯の治療経験を3年以上有する
(3)当直体制が整備されている
(4)国が定めている医療機器や医薬品などの管理が整備されている

これらの条件を満たしているクリニックは、実際の所ごく一部に限られることになりそうです。症例数が多い個人経営のクリニックもありますが、当直体制や常勤の配置を考えると、スタッフの数もある程度必要になってきます。加えて国が定めた医療機器や医療薬品を揃えるとなると、大学病院が有力な線と言えるでしょう。

インプラントが今後保険適用になる??

インプラントは先進医療ではなくなった

一部のインプラント治療で、保険適用が認められたことによって先進医療から外れました。そもそも、先進医療とは何でしょう?

厚生労働省が定める医療技術を用いた治療のことで、健康保険等の適用が検討されている技術のことをいいます。ただし、この先進医療の治療は厚生労働大臣が定める医療施設で行われる場合に限ります。

現在のインプラント治療は、この先進医療の定義に当てはまらなくなっています。一部とは言え、保険で治療費がカバーされるようになっています。しかし、インプラント治療は、技術者の人件費や素材にかかるコストが高いので、全てのインプラント治療が保険適用となるのは難しいと考えられます。

ジェネリックインプラントの誕生

ジェネリックインプラントとは?
インプラントにもいわゆるジェネリックがあります。研究開発コストがかかっていません。40年近い歴史を持つインプラントシステムもあれば、それと関連パーツに互換性を持つジェネリックシステムもあります。逆に本家の弱点を補っている後発システムもあります。

保険が適用されないケースなら、ジェネリックインプラントで歯の再生するのも良いアイディアかもしれません。しかし、インプラント治療に使用する素材を販売している会社は、国内外に多数存在しています。ジェネリックは魅力的ですが、パーツの供給が難しくなることも起こりえることを理解しておきましょう。そう言った点から考えると、フルオーダーのインプラント治療は良いのかもしれません。

インプラントの保険治療はレアケース

本来は保険適用外となるインプラント治療が保険適用となるケースを見てきましたが、インプラント治療を望む方の多くは残念ながら条件に当てはまらないケースとなるでしょう。

しかし、病気や事故、先天性疾患で苦しむ方にとっては、治療費の負担軽減に繋がるありがたい制度とも言えます。

保険適用以外でインプラント治療の費用を抑えて行なうには、ジェネリックインプラントという選択肢もあります。その際はフルオーダーインプラントとの比較を行ない、費用だけでなく後々のメンテナンスの事も考えてから治療に踏み切りましょう。

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