インプラント手術が不安な方へ~当日の流れを把握すれば怖くない! kiki DENTAL|美容診療コラム

EDITOR COLUMN編集部コラム

インプラント手術が不安な方へ~当日の流れを把握すれば怖くない!

インプラント手術の手順を知って流れをイメージすることで、手術に対する不安は和らぎます。また、インプラント手術をすることによってMRI検査やレントゲン検査が受けられなくなるなどの噂がありますが、こちらも問題ないので安心してください。

MRI検査は大丈夫?手術で気をつけることは?知っておきたいインプラント手術!

「外科手術」って、どうも不安になる言葉ですよね。でも、それはきっと手術で何をするのかがわかっていないから。どんな方法で何をして、どんなことに気を付けるべきなのかがわかれば、不安はある程度消えるはずです。

ここでは、インプラント手術に不安をお持ちの方のために、手術の流れから術後の注意点まで徹底的に解説していきます!

インプラント手術の方法って?~手術法とかかる時間~

まずは手術の方法から知っていきましょう。実は、インプラント手術の方法はひとつではありません。それぞれの手術法の特徴は以下の通り。

二回法

名前の通り、二回に分けて外科手術をするという方法。これが最も多く行われているものですね。一度目は歯肉の切開から人工歯根を埋め込むまで、二度目で塞がった歯肉を再び切開し人工歯を取り付けるという手順です。

二回法のメリット

人工歯根が定着するのを待つ間に切開した歯肉が塞がるので、比較的感染リスクが低いです。顎の骨を増やす治療を同時にする方や感染リスクの高い全身疾患をお持ちの方に適しています。

必要な時間

一度目の手術は1本あたり10分から15分程度。二度目は1本あたり5分から10分程度です。
ただし、二度目の手術を受けるまでには3か月から6か月ほど期間を空ける必要があります。

一回法

こちらは一度の外科手術で完了する方法。人工歯根の一部が骨の外に出るように埋め込むことで、骨に定着するのを待つ間、歯肉が塞がらないようにします。
歯肉が塞がらないので、人工歯を取り付ける際に再度切開する必要がありません。また、定着を待たずに、すぐ人工歯を取り付けるという方法もあります。

一回法のメリット

一回の切開で済むので、身体への負担が軽いです。必要な条件をすべて満たしていれば、人工歯根の定着期間を設けずに人工歯を取り付けることも可能。

必要な時間

1本あたり10分から20分程度。
定着期間を設ける場合には、人工歯を取り付けるまでに3か月から6か月ほど掛かります。

新しい手術法

All-on-4

「オールオンフォー」と読みます。これは歯をすべて失ってしまった方、もしくは上下どちらかの歯をすべて失ってしまった方のための手術法。たった4本の人工歯根で、10本から12本の人工歯を支えることができるというのが大きな特徴です。

12本分の人工歯根を1本ずつ埋め込むよりも経済的ですし、手術時間も1時間程度と大分短縮されます。

抜歯即時埋入法

何らかの事情から歯を抜かなければならず、その後インプラントを検討しているという方におすすめの方法。抜歯後の穴を整えて人工歯根を埋め入れたあと、人工骨で隙間を埋めて定着させます。

これまでは、抜歯後の穴が完全に治癒するのを待ってからインプラント手術を行う、というのが一般的でした。それに対し、抜歯即時埋入法は抜歯後の穴をそのまま利用するので治癒を待つ必要がなく、外科手術も一回で済みます。

「歯肉を切開して人工歯根を埋め込んで…」と聞くと、かなり大掛かりになる印象でしたが、1本あたり数十分程度で終わるものなんですね。何通りかの方法があるから、自分に合った方法を選ぶことができるというのも安心できるポイントではないでしょうか。

手術当日の手順は?~手術の流れ~

実際に、手術当日はどのような流れで進んでいくのでしょう。二回法や一回法を選んだ場合の、一般的な手順をご紹介します。

1.身体の健康状態を確認

外科手術を受けるにあたって、身体には多少なりとも負担が掛かります。体調が万全である必要がありますので、手術に向けて調子を整えておくようにしましょう。

2.口内洗浄

口内には様々な雑菌が存在しています。これらが傷口に入ってしまうのを防ぐべく、まずは徹底的に口内を洗浄していきます。

3.歯肉の切開

口内の洗浄が終わったら、いよいよ歯肉の切開です。局所麻酔をするので、切開時の痛みはほとんど感じません。それでも不安感や恐怖心を強く感じてしまうという方は、「静脈内鎮静法」の併用を検討するとよいでしょう。

4.インプラントの埋め込み

切開した箇所からドリルを挿入し、顎の骨に穴を開けていきます。その後、専用の器具を用いてインプラントを埋め込み、二回法の場合は切開した歯肉を縫合して完了。一回法の場合は,キャップ、仮歯、もしくは人工歯を装着して完了です。

5.身体の回復

手術が終わったら回復室で身体を休めます。特に静脈内鎮静法を利用した方は、意識が正常に戻るまでゆっくりと休憩を取りましょう。

6.術後の注意点について説明を受ける

身体をしっかりと休ませたら、担当医師より術後の注意点の説明を受けてから帰宅します。どの手術方法であっても入院する必要はありません。

上記はあくまでも一例です。口内の状態や健康状態、選択した手術法によって必要な手順は変わってきますので、だいたいの目安として参考にしてくださいね。

また、二回法の場合はこの3~6か月後に二回目の簡単な外科手術を受けて完全に完了。一回法ではキャップあるいは仮歯を装着した場合には、同じく3~6か月後に人工歯を取り付けて完全に完了です。

インプラント治療後注意すべきこと

切開や縫合をしたあとですから、すぐにいつも通りの生活を送るというわけにはいきません。インプラントのスムーズな定着を助けるためにも、以下のような点に注意する必要があります。

食事

傷口への刺激となる辛いものや香辛料が多く使われた料理は控えましょう。硬い食べ物もよくありません。
また、アルコール類は腫れや痛みを引き起こす原因となるのでNG。痛み止めが必要なくなるまでの我慢です。

運動

激しい運動は、術後2~3日の間やめておくのが正解。運動をすることで血行がよくなるため、再び出血してしまう可能性があるのです。絶対に運動するなというわけではありませんが、なるべく安静にしておいた方がよいでしょう。

口内ケア

普段通りの歯磨きだと、手術箇所を傷つけてしまう恐れがあります。ほとんどの場合、手術後に指導を受けることになりますので、その通りに口内のケアをするようにしましょう。何も指導がなくても、念のため自分から確認しておいた方がよいです。

薬の服用

症状が出たときに飲む頓服薬(痛み止め)は、自分の判断で服用をやめても構いません。

ですが、「抗生剤」や「消炎剤」といった頓服薬でないものは、必ず処方された分を飲み切りましょう。これらは感染症の予防のために必要な薬であり、処方された通りに服用しなければ十分な効果が得られなくなります。

これらの注意点はごく一部。担当医師からの指示をしっかり聞いて、それを守っていくことが大切です。また、処方された薬によって何か症状が出たときには、早めに歯科医院に問い合わせましょう。

余計な治療が必要になったり、時間が掛かったりするのは嫌ですよね?勝手な自己判断は禁物ですよ!

インプラント手術後の痛みや腫れについて

歯科治療に付き物なのが、治療後の「腫れ」や「痛み」です。これはインプラント手術も例外ではありません。

腫れ

切開する歯肉の範囲が広ければ広いほど、腫れる可能性は高まります。また、骨を増やす治療を同時に行なった場合にも腫れやすいようです。

痛み

こちらも切開の範囲が広かったり、骨を増やす治療を行っていたりすると痛みが出やすくなるようです。痛みの感じ方は人によって異なりますが、抜歯経験のある方はそれくらいの痛みを想像しておきましょう。

これらの症状は日が経つにつれて治まっていきます。痛みは痛み止めの薬、腫れは抗生剤や消炎剤を正しく服用することで症状が緩和されるでしょう。
万が一、処方された薬を飲み切っても腫れや痛みが治まらない場合は歯科医院に相談してくださいね。

こんな人は要注意!手術前にまず相談!

インプラント手術は、残念ながらすべての人が受けられるものではありません。その人の健康状態によっては、インプラント手術を受けることによってトラブルが発生する恐れがあります。
特に以下のような症状がある場合には、必ず歯科医師に申告しましょう。

脳梗塞

脳梗塞を引き起こした場合、血液が固まるのを防ぐ薬を服用することがほとんどです。この薬を服用中に何の対処もないまま外科手術を受けると、出血が止まらなくなる危険があります。

また、現在そのような薬を服用していない場合でも、脳梗塞を患ったことと薬を服用していたことは伝えておきましょう。

高血圧

血圧というのは緊張したときや恐怖を感じたときに高くなるもの。高血圧の方が手術に対して緊張や恐怖を感じたとき、異常な数値となってしまうことがあるのです。

このような状態で手術を行うと、血圧の急激な変化から脳出血や狭心症などの合併症を引き起こす恐れが。過去に高血圧だったが現在は正常値、という場合にも申告してください。

糖尿病

まず、重度の方は手術を受けられません。免疫力・抵抗力ともに低い状態であるために、傷の治りが遅く感染症リスクも高いです。そのため、うまくインプラントが定着しません。2型の方や比較的軽症の方も、程度は違えど同じことが言えます。

血液検査のHbA1cを7以下にコントロールすれば手術が受けられます。医師と相談のうえ、慎重に判断する必要があるでしょう。

アレルギー

案外申告を忘れてしまいがちなのがアレルギー。切開前に使用する麻酔や処方された薬など、思わぬところでアレルギーを引き起こすことがありますので要注意です。特に、しばらく症状が出ていないと申告し忘れてしまうことがあるようですね。これを機に、過去の通院歴や服用している薬について再確認してみましょう。

現在患っている病気・過去に患った病気のほか、服用中の薬・服用していた薬については確実に伝えるようにしてください。

また、体調面で少しでも気になることがあるなら伝えること。
「少し高血圧気味なくらいだし…」などと思わずに、しっかりと伝えることがトラブル防止に繋がるのです。

インプラント治療をするとMRIやレントゲン検査に影響が出る!?

「インプラントをしているとMRI検査やレントゲン検査ができなくなる」という話が広まっているようです。しかし、そんなことはないのです。

MRI検査

インプラント後のMRI検査は可能。入れ歯タイプのインプラント治療は、入れ歯側に磁石が入っており生体に入ってるインプラント側には、磁石は入っていません。従って撮影の際入れ歯をはずすだけで大丈夫です。

MRIというのは、いわば強力な磁石。そのため、磁石があると画像にノイズが発生し、不鮮明になってしまうのです。

レントゲン検査

こちらは何も問題ありません。インプラント手術終了後に、レントゲン撮影をしてチェックするほどです。

MRIはインプラントの種類によって対応が変わるので、自分のインプラントがどの種類であるか把握しておきましょう。ちなみに、人工歯根は骨に埋め込まれている状態なので、金属であっても問題ないようです

インプラント手術の流れや注意点はおさえておこう!

さて、インプラント手術がどんな流れで行なわれるかイメージできましたか?

「外科手術」というわりには短時間で終わりますし、痛みも抜歯をしたときと同程度ということで安心した方も多いのではないでしょうか。手順がわかれば心の準備もできますしね!

とにかく気を付けたいのは、健康面に関する申告を怠らないようにすること。
過去の病気やちょっとした症状であっても、医師に伝えておくことでトラブルは防げます。

また、手術後は歯科医師からの注意事項をしっかり守ることが大切です。ついでにMRI検査を受ける際に、取り外しが必要な種類であるかどうか確認しておくと安心ですね。

  • 監修医小久保 和彦
  • 医院名:インプラント・再生医療センター HD.CLINIC 八幡木歯科医院
  • 住所:埼玉県川口市八幡木1-22-8
インプラント・再生医療センター HD.CLINIC 八幡木歯科医院の詳細はこちら

RELATIONAL COLUMN関連コラム

COLUMN RANKING編集部コラムランキング

PICKUPピックアップ歯科医院

PICK UPピックアップコラムおすすめコラムをピックアップ

RANKINGコラムランキング

PAGE
TOP