こんなに注意点が!歯医者さんのセカンドオピニオン|美容診療コラム

EDITOR COLUMN編集部コラム

こんなに注意点が!歯医者さんのセカンドオピニオン

最初に受診した病院の診断が正しいかどうかを確認するため、ほかの病院にも診断を仰ぐ。これを、セカンドオピニオンと呼びます。がんなど命に関わるような病気では、既に一般的となったこの診療。一方で、高額で治療期間が数年にわたることもある歯の治療においても、次第に浸透しつつあります。そこで、セカンドオピニオンに関する疑問を解くべく、役に立つあれこれを紹介していきます。特に、検査で必要になるレントゲン撮影についても、詳しく解説していきます!

セカンドオピニオンを依頼するタイミングは?

大まかに言って、患者さんがその治療へ疑問を感じ、セカンドオピニオンを依頼するタイミングは、

「治療前」「治療中」「治療後」

主にこの三つと考えられます。いずれの場合でも、もちろん依頼が可能です。以下、依頼の生じるポイントを挙げてみましょう。

治療前

治療へ入る前、医師から治療計画・治療費・治療期間などについて説明を受けます。その点に納得ができないことがある場合、ほかの歯医者さんへセカンドオピニオンを依頼することがあります。 

治療中 

治療中に疑問が生じた場合、ほかの歯医者さんへセカンドオピニオンを依頼することがあります。具体的には、かなり治療期間が経過しているのに歯の移動がわずかである、歯の移動が進まず治療期間の延長を告げられた、などが挙げられます。

治療後 

治療を終え、歯の仕上がりに納得できないなどの場合、ほかの歯医者さんへセカンドオピニオンを依頼し、自分の納得できる仕上がりが可能かどうか調べます。

かかる費用はまちまちです

セカンドオピニオンを依頼する場合、無料で応じてくれる歯医者さんもありますが、費用が発生する場合もあります。費用は歯医者さんによって異なります。数千円から1万円以上となる場合もあります。セカンドオピニオンの際にはレントゲン撮影などを含む検査をおこないますが、相談料とレントゲン撮影代などを分けている場合もあります。歯医者さんによって費用がまちまちなのは、セカンドオピニオンが保険の適用されない自由診療として扱われるからです。

機器のそろった歯医者さんを選ぶ

 

また、検査内容もまちまちです。デジタルレントゲンのほかに、口の中を立体画像化できる歯科用CTを使ってスキャニングする場合や、横顔の輪郭や歯・あごの移動を確認できるセファログラムによる撮影をおこなう場合などが考えられます。

セカンドオピニオンを選ぶ際には、このような医療機器の充実した歯医者さんを選ぶといいのではないでしょうか?最初の歯医者さんよりも、より詳細な検査を期待できます。

担当医が常駐している歯医者さんを選ぶ

歯医者さんによっては、担当医師が非常勤で、月に1回ほどしか院内にいないというところもあります。逆に、担当医師が毎日常駐していれば、緊急の時にすぐ対応してもらえます。そういった点も考慮してセカンドオピニオンを選ぶといいでしょう。

レントゲン写真の貸し出しについて

セカンドオピニオンをおこなう歯医者さんは、その患者さんの症状を調べるために、最初に受診した歯医者さんからレントゲン写真などを借りられないか、患者さんへ尋ねることがあります。 レントゲン写真などを持っていけば、その分の費用が請求されないこともあり、患者さんにとっては大事なところです。そこで多く見られるのは、最初の歯医者さんがレントゲンを貸し出さないことです。骨折などほかの医療では貸し出しをすることもよく聞くのに、なぜだろう…?と疑問に思う人は多いことでしょう。

レントゲン写真の貸し出しは禁じられています 

調べてみると、厚生労働省の定めた「保険医療機関及び保険医療養担当規則」第9条により、病院を含む保険医療機関は、レントゲン写真などを3年間保存しなければならないとあります。(ちなみに、カルテなどは5年となっています)これにより、貸し出しは違反となっているのです。時折、記念にレントゲン写真をもらえないかと頼む患者さんもいますが、これにより受け渡されることはないのです。

データないしコピーなら可能な場合も 

ただし、フィルムレントゲンであればそのコピー写真、デジタルレントゲンであればそのデータを提供することはあるようです。したがって、病院同士であればまれに貸し出しをする場合もあります。例えば、急な事故などにより旅行先で歯医者さんの治療を受け、自宅近くの歯医者さんで治療を継続する場合は、貸し出しがあるかも知れません。 ただしデータに互換性がなければ、セカンドオピニオン側のPCが読み取れない場合もあり、注意が必要です。その際の提供は、有料になることもあります。これも歯医者さんによって金額はまちまちであり、セカンドオピニオン先で改めて撮影した方がリーズナブルとなる場合もあります。特にフィルムレントゲンの場合、コピーを制作する場合には改めてレントゲンフィルムから現像し直さなければならないため、手間がかかってしまうのです。

データ・コピーの一切を断る歯医者さんも

ただし、セカンドオピニオンに理解のない歯医者さんの場合、レントゲン写真を含むすべての資料を提供してくれないことも考えられます。先にも触れたがんなどの医療に関してはセカンドオピニオンが浸透していますが、歯科医療においてはそこまで浸透していないと見る医師もいます。提供したレントゲン写真などが裁判などで使われることを避けるため、といった歯医者さんもあるようです。

何度もレントゲン撮影をしたくない人へ…

セカンドオピニオンで再度レントゲン撮影を受けることをためらう患者さんもいます。レントゲン撮影は放射線を発するため、被ばくを避けたいという理由からです。ましてや、妊婦の患者さんであればその思いは強くなるかも知れません。

自然界と比べる…レントゲンの放射線量

機器によって差はありますが、従来のフィルムレントゲンに比べ、デジタルレントゲンの放射線量は約1/10であると多くの歯医者さんでみなされています。歯のデジタルレントゲンによる放射線量は、一般的には0.001~0.002マイクロシーベルトです。
ちなみに、東京都の空間放射線量はおおよそ1時間につき0.02~0.04マイクロシーベルトとなっています。
すなわち、歯のデジタルレントゲンでは、東京にて1時間で浴びる放射線量のおおよそ1/20となり、自然界で浴びる量と比べその低さが分かります。 

なお、国際的な基準として国際放射線防護委員会(ICRP)では、年間の被ばく量の限度を1ミリシーベルトとするのが望ましいとしています。これを1時間に換算すると、0.19マイクロシーベルトとなります。歯のレントゲンによる放射線量と比べてみてはいかがでしょうか。

撮影は歯ないしあご・顔の部分だけです

歯医者さんでおこなうレントゲン撮影は、全身や上半身ではなく、歯やあご・顔の部分だけに限られます。被ばく量の軽減が見込まれます。それでも心配な患者さんへ、腹部を覆うため、鉛の入った防護エプロンを貸し出す歯医者さんもあります。

まとめ

セカンドオピニオンに快く応じてくれない歯医者さんこそ、そもそもいい治療を施してくれないのではないか?なぜなら、風邪一つ治療するにもさまざまな治療法があるように、歯の治療方法も歯医者さんによってまちまちであるはずなのです。また、医師の技量や経験・知識もまちまちであることが考えられます。

自分に合った歯医者さんが、早く見つかるといいですね。

  • 監修医武本 雅彦
  • 武本歯科クリニック
  • 神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町1-28-3
武本歯科クリニック
詳細はこちら

オンラインで簡単に予約ができます

kiki DENTAL(キキデンタル)では、掲載している歯科医院/歯医者へのオンライン受付を手軽におこなうことができます。
扱う科目はインプラント/ホワイトニング/矯正歯科/補綴|セラミック義歯と多岐にわたります。
あらゆる可能性から、あなたにあった治療を選べる歯科医院/歯医者への受付が可能です。

RELATIONAL COLUMN関連コラム

PICKUPピックアップ歯科医院

PICK UPピックアップコラムおすすめコラムをピックアップ

RANKINGコラムランキング